ムカデの生態

ムカデは世界でも約2700種、日本では約130種が確認されています。
北海道以外の湿った場所にならどこにでも存在しています。

日本中に生息するムカデのよく知られる種として

○トビズムカデ
○アオズムカデ
○アカズムカデ
○タイワンオオムカデ

以上の4種が日本を代表するメジャーなムカデです。

その中でも人を噛む被害をもたらす3種のムカデの比較をしてみましょう。

分類としては、節足動物 大顎亜門 多足上網 ムカデ網。
その中に含まれる生き物を「ムカデ」とします。

一般的にわたし達が目にするムカデと言えば
トビズムカデ・アオズムカデ・ナメムシムカデ・ゲジなどで、
その他大半のムカデが石の下などでひっそりと生活しています。

このムカデ達は脱皮をして成長します。
エサをたくさん食べ、一定期間経過すると拒食をします。
体の色が茶色っぽくなり、薄皮が出来たようになると数時間~数日後には脱皮を開始します。

トビズムカデの場合、4~5年程かけて10回程度の脱皮を繰り返し成長します。
大人になっても栄養状態によって異なりますが、年に1~数回脱皮し、
寿命のある間はずっと脱皮を繰り返します。

ムカデの寿命は、これも種類によって異なるのですが、およそ6~10年、
またはそれ以上の寿命があります。

つまり、体節の数の2倍の数の肢があります。
その為、漢字で「百足」と書くように足がたくさんあるということです。

お尻(?)の方にある長い肢は歩く時は使わず、威嚇時に触覚のようにブンブンと動かして
どっちが頭か分からないように相手を惑わせるために使います。
(ムカデは頭を攻撃されると弱いです)

-ちなみに-
多くの肢を持っているムカデですが、なんと敵に襲われると
自分の意志で切り離すことが出来るようです。。。
切れた肢は、数回脱皮すれば元通りになるのだとか。

 

ムカデの毒

ムカデに噛まれると非常に痛みがあります。

毒性は種類によって異なりますが、毒の成分には
セロトロンやヒスタミンで、蜂の毒と似ている成分が含まれて激痛を伴います。

特にアカズムカデの毒性が最も強力で
噛まれると激しい疼痛、しびれ、灼熱感、紅斑が起きます。
重症になれば、潰瘍化やリンパ管炎、リンパ節炎などが起きます。

稀に全身症状として、
頭痛・発熱・嘔吐・めまいなどがありますがほとんどの場合、局所的に症状がでるようです。

過去にムカデに噛まれた事がある方は、
アナフィラキシーショックが起こる可能性もあり注意が必要です。
また、乳幼児や噛まれた時の体調によっては脅威になることもあり、
日本でもムカデに噛まれたことにより死亡した方もいます。

ムカデに噛まれてしまったら

①まずはすぐに噛まれた箇所から毒を出すこと!!
ポイズンリムーバーなどの毒液吸引器などを使用すると有効です。
(キャンプなどアウトドアライフで、医師の手当を受けるまでの
応急処置として必携品です。また、ご家庭にもお備えいただくと便利です。)

 

②43℃以上のヤケドしない程度のお湯で5分以上洗い流します。
シャンプーや石鹸で洗い流すとより効果があります。(弱酸性のものはよくない)

③さらに痛み成分のひとつであるヒスタミンを和らげるべく、
抗ヒスタミン剤が含まれているステロイド軟膏を塗ると効果的です。

噛まれた箇所の痛み以外に、
悪寒・頭痛・吐き気などの症状が出た場合は速やかに病院へ行ってください。
あくまでも上記の①②③は、応急処置です。